2014年04月13日
スーパーアセッション作成日記②
アイビーライン「アセッション」の大改造その2~
お待たせしました~
今度は「組」です
①ガイドスレッド巻き
マスキングテープで仮止めしたガイドにスレッドを巻きます。
スレッドはある程度テンションを掛けないといけないので雑誌等に挟んで糸を出します。
(良く分からないと思いますのでやり方は富士工業HPで)
まずはやりやすそうな大きめなガイドから…
重ならない様、スキマが空かない様にしながら糸を巻き巻き…
自分ではキッチリ巻いたつもりだったのですが写真で見るとまだまだですね
ま、コレが人生初のスレッド巻きでしたので…
ガイドの足の少し手前から巻き始めて、足にスレッドを乗せて行くのですが、コレが結構大変

すぐ足の下にスレッドが潜ってしまいます
FUJIのガイドなら足をヤスリで削る必要がないなんて書いてありましたが乗りを良くする為に削った方が良さそうです
特に、小さいガイドだとすぐガイドが動いちゃってスレッドが乗りません
かなりイラっと来ますね~

何とか足に乗せて半分位まで巻いたら…
仮止めマスキングテープを剥がし、最後まで巻きます。
さて、この時点でガイドの角度がずれてしまっていると思いますが、多少のズレなら簡単に向きを直せます

仮止めのときにキッチリ一直線に並ばせる必要はなかったです
隙間無くピッチリスレッドが巻けると気分が良いですよ

この作業は結構楽しんでやってました
②グリップ取り付け
SKSSグリップを取り付けます。
前後が別ピースのこのスケルトングリップは初心者にはかなり難易度の高いグリップでした!
ポイントは
・順番を間違えないように!
・位置の調整を正確に!
・数日掛かるので根気良く!
まずはリア側用アーバーをエポキシ接着剤で接着
…の前にワインディングチェックを入れるのを忘れずに!
接着してからでは入りませんよ!
一晩置いてアーバーが固まったら、その上にリア側グリップ(ネジ部)を接着してまた一晩放置
続いてフロント側アーバー接着
この位置を間違えるとリールが付けられなくなるので寸法をキッチリとね
またまた一晩放置
最後にやっとフロントグリップの接着
もう一度寸法と向きを調整して…
出来た!(写真は仮組み状態ですがイメージこんな感じ…)
更に一晩放置で完成です!
③ガイドコーティング
スレッドを保護するためにコーティングを施します。
まずはもう一度ガイドが一直線になってるかチェックします。
本来は専用のエポキシやウレタンで固めるのですが、私は接着用のエポキシでやりました
専用コーティング材は固まるまで時間が掛かるので綺麗に硬化させるためには
ロッドを回転させ続けなければなりません
モーターで回転させ続ける機械も売ってますが…5500円もします。
なので、私は5分で固まる接着用エポキシにしました。(みいらさんのアイディアを頂きました)
どれだけ盛れば良いのか分かりませんがテキトーに塗り塗り
固まり始める5分以内に全ガイドにテキパキ塗らないと…
塗りすぎたぁ!
塗り終えたら最初のうちは1,2分毎に回して垂れを防止
1時間もすればまず垂れません。
出来たぜ~
ちなみに2ピースロッドのグリップ側は実はかなり大変
ガイドが1個しかないので簡単かと思いきや…
グリップとガイドが一直線なのかどうか非常に分かりづらいっ
位置の微調整に四苦八苦しました
決めてしまえばコーティングは簡単ですがね。
最後にトップガイドを交換
ライターであぶってからガイドをペンチでまっすぐ引き抜いてください
決してネジってはいけません!
ネジったらティップ折れました!!
半べそかきながら1cm短くなったロッドにエポキシ塗って新しいガイドを差し込みます
後は一晩放置して全て完成!!
格好いいいいいいいいいいい

④後日談
実はこのロッド先日のベリーズ青柳に持ち込んでました

前日の夜に最後のグリップを接着した出来立てホヤホヤです
まずは超軽い!
グリップとガイドでこんなにも変わるのかという感じ

振った感じも何だか別物!?
ティップが非常によく曲がるのですがキャストではビシッと収束します

ニヤニヤしながらリールを装着して釣り開始

ん?
リールが緩むなぁ
このグリップは緩み易いのかしら?
度々増し締めしながら釣りを続けていると…
ノォォォォ!!!!
フロントグリップずれてるぅぅぅぅ!!!
まだ固まってなかったの!?
12時間も経過したのに!!
あわてて緩めるも後の祭り

そのまま固着…

折角格好良く出来たのに…
こんなオチとは…
見た目はともかくとてもいい竿になりましたよ
正直「別物」に化けました

高感度だし、なぜか良く飛ぶし、すごく軽くて疲れない
(ペンシルのドッグウォークを何投しても全く疲れません)
愛着抜群

もう手放せません

ロッドメイキング…楽しいですね!